内藤家具インテリア工業株式会社の【生産管理】というシゴト

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モノづくりをする企業はいずれもモノをつくる工場があり、大規模な工場、中規模な工場、拠点も国内、海外と様々、そのどれにも共通して、管制塔のような役割をもった人たちがいます。

注:写真提供 南アルプス市

内藤家具インテリア工業は社名にある通り、家具の製造工場を運営しています。

山梨県南アルプス市に本社・工場を置いています。山梨県甲府盆地西に位置する南アルプス市はユネスコエコパークの登録地域に位置し、首都圏から100キロ圏内という土地環境。日本を代表する3000メートル級の山々を抱え、果樹栽培も盛んな田園地帯も広がっています。一方で工業団地と近年では中部横断自動車道の全線開通、数年後にはリニア中央新幹線の開通を控えた利便性を兼ね備えた地。

また東京、新宿にある『新宿パークタワーリビングデザインセンターOZONE6F』に東京営業所&ショールーム、神奈川、横浜『クィーンズタワーA棟7F』にショールームを置いています。


/https://arunai-japan.com/

一言で“生産管理”といっても会社に特徴があるように、業務にも会社によって特徴があります。

『生産管理』は情報管理においては空港の管制官のような役割を担っています。
上空の場合、その管制官の適切な情報伝達によって上空の多くの飛行機が安全かつスムーズに運航しています。
と同様に、工場の運営においてもタイムリーに適切な情報を流すことで多種多様な部材からなる製品を高品質かつ遅延なく同時に生産することを可能にしています。

地上の星を見守る管制官・・・が内藤家具インテリア工業の生産管理の役割。

具体的に内藤家具インテリア工業ではどのようなことをしているのでしょうか。

生産部・管理グループ 課長 Oさん:入社年2013年 管理グループをまとめる部門長

内藤家具は短納期での生産ラインですが、リードタイムはどのくらいですか。

「受注からエンドユーザー様宅搬入まで6日~7日で動いています。
1日目:受注~生産管理 帳票作成/生産準(リードタイム6日の場合は、当日工場生産。以降-1日目)2~4日目:工場生産 5日目:工場出荷 6日目:基地(倉庫)着 7日目:エンドユーザ様宅搬入
とういう流れです。」

とてもタイトな生産計画ですが、その中で重要と考えていること、大切にしていることはどのようなことでしょうか。

「日々受注製品や数量が異なる中で、常に“平準化”を意識していますが、受注の翌日あるいは当日には工場に生産指示を出さなければならない、そう簡単に平準化ができるわけでもなく
そこで“コミュニケーション”が重要になります。朝礼、昼礼、ミーティング等で直近1~2週間の受注予測を伝達し共通認識をしてもらっています。
生産ラインが混乱がしないような“コミュニケーション”は大切なことです。」

生産管理の必要能力その1『情報コントロール(俯瞰力・スピード・コミュニケーション力)』


工場では毎日、数十種類の製品を数百台生産しています。部品まで展開するとその十倍の部材と材料になります。
1週間程度の納期のなかでスピーディーな情報発信と調整が重要になります。情報量が多いと感じるかもしれませんが、しかし大変面白いことに、注文品番は異なっていても部材レベルでは共通の部品も出てきます。
そこを理解しながら、その日に適した組み合わせを把握し、生産計画に落とし込むことで、加工⇒組立⇒出荷まで流れをスムーズに運ぶようコントロールします。設備のトラブルや作業者の欠員が発生した際には、各工程のライン長とタイムリーな情報交換をおこない、修正情報を発信することも大切な役割となります。

そして平準化をすることは、製造業務に当たる担当者の労務管理にも大切なことになってくるのです。

 

内藤家具はIT家具屋を標榜しています。生産現場のやり取りではどのような活用が行われているのでしょうか、今後さらに進める取り組みはどのようなことですか。

客先からデータにて受注があり、受注データはAccess・Excelにて生産計画表、生産指示の帳票類に落とし込んでいます生産ライン進捗管理には各ライン設置のタッチパネルにデータを取り込み、進捗に合せて消し込むような流れ。出荷作業ではバーコードハンド端末にて基地毎の積み込み表示、データ管理をしています。そしてこれらのデータ蓄積は生産の履歴管理を可能にしています。
とはいえ、まだまだ紙の指示がメインでもあり、今後の課題はどこまでペーパーレスができるか、です。

生産管理の必要能力のその2『情報システムブラッシュアップ(企画力、向上心)』


国内の家具製造は多品種少量から変種変量に変化してきています。
そのため人の手でアナログ的に管理できる情報量には当然限界があります。
またIT技術や生産技術も日々進化していますので、常に情報システムをアップグレードして精度と効率を上げていく事が、工場さらには企業の成長にとって重要となります。
そのためには新たな仕組みを導入出来ないかを常トライしていく向上心と企画力が必要となり、知識としても、各製造工程の能力や品質レベルなど自社の特徴、最新のICT情報、さらにプログラム言語などを理解していれば、システム会社との連携もスムーズに行うことができると思います。

Oさんより内藤家具インテリア工業の【工場運営 生産管理】の職種に応募を検討されている方にメッセージを・・・。

「やる気、コミュ力さえあれば、木工業界、生産管理の知識がなくても力が発揮できます。社内/外部教育等で知識は身に付きますので、どしどしご応募ください。一緒にペーパーレス化に挑戦しましょう!」

次に・・

入社2014年 の生産品質管理担当 「主にNCプログラム作成」を担当されている Kさんに聞いてみました。
具体的にどのような業務を担当されていますか。

「設計担当者がパネル単位に作成した図面から、NC[1]で加工するためのプログラムを作成しています。工場の加工担当者は、指示書に書かれたプログラムを呼び出すことにより自動加工が可能となります。」 

[1] NC:「Numerical control(数値制御)」の略称JIS定義;工作物に対する工具経路、加工に必要な作業の工程などを、それに対応する数値情報で指令する制御

ワン・ツーのステップで製造が進んでいくようですが、作成されたプログラムがそのまま加工製品となるため、タイムパフォーマンス力が高い生産であるのと同時にプログラムの正確さが重要になります。

Kさん曰く、「キーボードの1つの打ち間違えで最初から作り直しになるような作業です。」

生産管理の必要能力その3『情報整備(細部力・根気)』


情報コントロールの準備として最初にマスタの整備が重要となり、箱物家具は原材料⇒部品⇒製品と各工程(階層)を経て製造されています。
それぞれの階層に必要なデータをマスタ登録し、部品構成の形で紐づけしておきます。
そうすることで、ご注文いただいた製品がどの材料を使ってどの工程でいくつ製作するかを机上で把握することが可能になります。
ITからDXへ時代は進歩していますのでPC上で何万データを登録、運用していく基礎スキルは必須となります。
そしてこの作業自体は地味な作業になりますので、何よりも根気が大切になると思います。

Kさんが業務を担当する中で大切にしていることはどのようなことでしょうか。

「後工程の担当者をお客様と思い、納期や品質に間違いのないよう気を付けています。」

ラインは連携が大切です。相手に良いパスを送るためには、全体を見ること、知ること、仲間を知ることが大切になってくるのです。

業務をする上で求められる、必要となってくるだろうと思うことはどのようなことですか。

「プログラム作成ミスによる不適合ゼロであることは常に目指していることです。日々不適合ゼロに取り組んでいます。」

Kさんから内藤家具インテリア工業の生産管理の職種に応募を検討されている方にメッセージを。緊張感のあるPC操作もあるようですが・・・

「NCプログラム作成は基本的にPC操作ができれば誰でもできますよ。」

今後のDX化を一緒に作り上げていきましょう。

2023年7月現在


募集職種

【生産系事務職担当者】

仕事内容

生産系事務職として生産設計の作成・調整・新製品の生産準備に携わって頂きます。
歓迎する経験:
・生産管理業務の経験のある方は優遇いたします。
・ご経験がなくてもPC・Excelの知見のある方は歓迎しています。
要普通自動車免許(山梨本社通勤の為)

勤務地

本社/山梨県南アルプス市

年齢

不問
定年制:一律60歳 再雇用制度:上限 65歳まで 勤務延長:上限65歳まで

勤務時間

8:20~17:30 (休憩60分・実働8時間)

給与

月給161,500円~321,500円
前職の給与を基に経験や能力によって決定いたします。
※生産管理業務のご経験のある方は優遇いたします。
※3ヶ月間の試用期間があります。期間中の給与・待遇に差異はありません。
※経験や能力、年齢などを考慮して給与額を決定します。
※パートアルバイトについては繁忙により募集いたします。お気軽にお問合せください。

待遇

賞与年2回 / 各種手当 / 各種社会保険完備 / 退職金制度(勤続4年以上) / 県外単身者向け社宅完備
住宅手当:1,500円/月
家族手当:配偶者 1,500円/月
家族手当:子供(一人当たり)1,000円/月
皆勤手当:3,000円/月
通勤手当:通勤距離数(会社規程)により支給
制服貸与(夏・冬)
受動喫煙対策あり 屋内禁煙(屋外喫煙所設置)

休日

年間休日:110日
日 祝日 週休二日制(基本第2・4土曜休み、毎週土曜休みの月もあり)※詳細は会社年間カレンダーによる
12/28のみ14:50終業 
6ヵ月経過後の年次有給休暇日数 10日

移住支援について

山梨県では就業の際、首都圏より移住される方に移住支援制度があります。詳しくは下記リンクをご確認願います。
詳しくはこちら

選考プロセス

書類選考(履歴書・ポートフォリオ等)

面接(一次・二次)

採用(試用期間3ヵ月あり)
・取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。
・選考プロセスは変更になる可能性があります。
・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承下さい。