内藤家具インテリア工業株式会社の【家具製造工・家具塗装工】というシゴト
山梨県甲府盆地の西に位置する南アルプス市 ユネスコエコパークの登録地域に位置し、東京から 100km圏。 日本を代表する北岳・間ノ岳・農鳥岳と 3000メートル級の山々を抱え、果樹栽培が盛んな田園地 帯も広がり、一方で工業団地と、中部横断自動車道の開通、数年後にリニア中央新幹線開通を 控えた利便性を持つ地。 「都会に近い、ちょうどいい田舎」というキャッチフレーズを情報サイトで目にすることも。


注:写真提供 南アルプス市
【内藤家具インテリア工業株式会社 本社・工場】は南アルプス市の甲西工業団地の一画にあります。また東京、新宿にある『新宿パークタワーリビングデザインセンターOZONE 6F』に東京営業所& ショールーム、神奈川、横浜『クイーンズタワー A 棟 7 階』にショールームを置いています。
私たちがメインに取り扱うものは、“木”。 自然そのものです。 創業は明治 10 年建設業として始まり、戦後の特需家具の生産拡大から本格的に住宅用木製 家具市場に参入、1970年代に住宅メーカーの要請でOEM生産を主体とする業態へ。さらに2010年にはオリジナルブランド ARUNAi(アルナイ)の販売を開始し、現在はOEM生産と共にオリジナルブランド ARUNAi の製品開発に力を入れ、お客様の元へお届けしています。 http://arunai-japan.com

そもそも木工業界ってどういうところなのかイメージが沸かないという人もいるかもしれません。さらには木工職人、家具製造工・塗装工ってどんなことするのかわかりませんという方もいるかもしれません。ニッチな業界の一つなのかもしれません。急速な世の中の変化と生活の多様さが増している今、家具づくりも変化をしています。
経営者(代表取締役社長 内藤 大二朗)が家具製造事業として自社が向かいたいところ・・

国土の3分の2を森林に囲まれて暮らす日本人は古くから森の民として木を生活の一部として取り入れ、豊かな文化が発展してきました。木材は加工しやすい特性から、住まいの道具となる木製家具が身近に作られ使用されてきました。 家具は脚物(椅子、ソファ等)と呼ばれる人体系と箱物(本棚やカップボード等)と呼ばれる建築系に分類されます。山梨県は箱物の産地として地場に根付いてきました。それぞれに必要な使い勝手(機能性)を満たすことはもちろん、自分らしいスタイル(デザイン性)を実現し、心地や愛着といった人の感性にまで響くモノとして親しまれています。
利便性が重視されるデジタル 社会が進む時代だからこそ、日々の暮らしにおいて心の豊かさや、エコロジーが注目され、今日日本人の森の記憶は家具やインテリアを通してつながっているのだと思います。そういう意味で家具製造業に従事する私たちは、時代のスピードの中で、感性を大切にし、木材を通してユーザーの居心地の良さを実現する家具造りを心掛けていきたいと考えています。

具体的にこれからの「家具製造工」・「家具塗装工」にこういうことが求められるだろう予測は?
古くから木材は塗装することにより腐食を防ぎ、傷やカビを避け、一生使えるモノとして永く愛用 されてきました。そして何より塗装することで木目の美しさを際立たせ、自然な風合いそのままを閉じ込め、視覚的にも触覚的にも安らぎを与えてくれます。
一方、90年代以降印刷技術も進歩し、今では紙やポリプロピレンに木目柄の印刷をしたシート材が表面に貼られた家具も多く流通 しています。お客様のニーズに合わせて適材適所で使い分けることが重要ですが、当社は昔ながらの天然木を扱う技術を大切にし継承してきました。 国内の家具製造や塗装職人が減少していますが、自然からの恵みを扱う職業として、天然木の魅力を暮らしに届けることは家具業を生業とする私たちの使命だと考えています。そして時代も大量消費時代から循環型社会へとシフトして来ました。今、伝統あるクラフト技術の大切さが見直されていると感じています。

経営者の視点からも家具木工の世界は今までよりもより自然に寄り添い、個々に寄り添う視点が大切にされてくるように感じます。
自分はこれからどのように生きていくか・・。
移住 ・二拠点生活 ・ワーケーション ・リモートワーク と多様に自分の生き方を選べる社会情勢の変化、そして個々の意識の変化もさらに拡大。
どっぷり自然のなかで暮らしたい人もいるかもしれないし、田舎と都市の中間くらいのまちで住むのが心地いい、という人もいるかもしれません。
この地で家具づくりを職に選び、木工の経験を積んでいる我が社の社員、 【家具製造工・家具塗装工】を紹介します。

家具製造工として勤続10年の貝瀬さん 前職は同じ製造分野ではありますが、半導体製造装置(エレキ、メカ)の組立をしていました。 現在、家具製造工程であるCNX ライン、メンバー6人をまとめるライン長。 CNXラインとは主に『補強部材や小物部材の製作と検査』 『加工品に無垢材を接着し仕上げまで』を担当する工程。 出来上がった家具をみているだけでは想像がつきにくい工程なのかもしれません。 家具づくりにはこういう見えない部分の技術が重要になります。 よくMade in 〇〇が重要視される所以の技術のひとつなのか もしれません。
ライン長という役割は自工程内の進捗を把握し、メンバー個々の業務量を把握しつつ、次の工程に引き継ぐまでの[物、人、時間]の管理をします。もちろん木工の様々な技術評価をクリアし、製造に携わっています。品質最優先の現場であるため、道具の管理からあらゆる場面での改善提案などに目を向けています。とても緊張感のある現場かと思いきや、現場はいたって真剣さの中にも気張った雰囲気を感じさせない空気感があります。
半導体のメーカーから木工業界に飛び込んだきっかけの一つに≪インテリアが好き≫があったそうです。「仕事を始めた当初から比べると、細かい部分の品質に対する考え方が深くなり、広がったことが自分で成長を感じるかなと思う。」 「機械と違って木材(無垢材)は同じ作業をするにしても種類が違うだけで難しさが変わってくるのですが、そこが自分の中では面白いと感じるところかな。でもイライラはしますよ。」 といたって爽やかな答えが。 自分自身で発見し、見える視界が広がっていく、そして自身の成長(変化)が製品にも反映され、木工の世界は常に変化しています。
内藤家具インテリア工業の家具製造工職を選ばれる方に貝瀬さんからメッセージを 一言・・・。 「体力的にキツイこともありますが、将来的に自分で自分の家具を作ることができる技術が身につきます。」


家具製造工職にはモノづくりが好きな方の醍醐味がたくさん詰まっているのかもしれません。
次に、自社製品(ARUNAi)の開発、製造には欠かせない重要工程を預かる家具塗装工を紹 介します。

3人の精鋭部隊 ライン長の中沢さん。当社で木工塗装を担当して 10 年。 前職は塗装とは関わりのない飲食 業で調理を担当していました。絵を 描くことが大好きで、特にスプレーアートに興味があり、木工塗装の 道に進むことに。
塗装工程は繊細な工程。温度、湿度、風などの影響、また埃から塗装中の製品を守る為、工場 内の製造ラインとは別に『開放厳禁』のドアで仕切られた専用室で作業を行います。


緊張を強いられる業務のように感じますが、どのようなことに大変さ、難しさを感じますか?
「塗装は家具製造工程の最終工程なので、各工程の不具合(キズ等)の修正等が必要になって くることがあるんです。そこが大変なところでもあり。でも材料の特性やリペア技術を身につける ことできれいな製品になります。木工塗装工の技術の見せ所でもあるので大変だけど面白いと ころでもあります。」


塗装の相手が木。人間にも気質に違いがあるように、同じ種類の木でも木質(木目、色など)に 違いがあります。 数ある塗装の仕事の中でなぜ木工塗装を選んだのか。
「木の良さ、木目の美しさを活かしながら同じ木でも違う色や質感を加えることができる。そんな ところに面白さを感じます。」
色を決めたら大胆に拭きつけ、かつ繊細に丁寧な色づけ。本来の木の特徴を活かしつつ、美し い洋服を着せていくようなイメージ。 様々な木の特徴を肌で知っている木工塗装職。 中沢さんがやってみたいこと
「家具塗装の技術を使って、古民家の再生や、思い入れのある家具などのリペアをやってみたいです。」

「未経験の自分でも技術を身につけられました。木材のあたたかさに触れながら、内藤家具インテリア工業で技術を磨いてみませんか。」
木工の奥深い世界、人と木と技術と三位一体で家具は作られています。 ≪モノづくりが好きなこと≫ がはじめの一歩です。



家具製造工・塗装工職
雇用形態
雇用形態: 正社員, アルバイト・パート, 契約社員
給与
月給16万円~41万円
前職の給与を基に経験や能力によって決定いたします。
待遇・福利厚生
・加入保険:雇用・労災・健康・厚生・財形
・退職金制度:あり(勤続4年以上)
・定年制:一律60歳 再雇用制度あり(上限65歳まで)勤務延長あり(上限65歳まで)
・通勤手当:(実費支給・上限あり)
・昇給あり:(前年度実績 1月あたり500円~5,000円)賞与あり:(前年度実績 年2回 計2ヵ月分)
・能力開発制度有
・社宅制度有
・住宅手当:1,500円/月
・家族手当 配偶者:1,500円/月 子供:1,000円(1人当り)/月
・皆勤手当:3,000円/月
仕事内容
家具製造の各工程を担当していただきます。比較的簡易な業務よりスタートしますので、木工加工等の経験が無くても行えます。ご経験に関わらず、モノづくりが好きという思いを持った方を歓迎します。
NC機器を操作し材料からパーツ、製品にまで仕上げていきます。機械加工業務、手加工組立業務とあります。家具製作全般の知識、経験を深められる業務体制をとっています。多能工として家具製作に関わっていただきます。
業務によって10㎏程度の重量物(木材・家具)の持ち運びもあります。
アピールポイント
質の高い国産家具を製造し、お客様の高い満足のため、日々の品質管理、生産進捗管理、材料の選別管理を行うと共に、社員個々があらゆる場面での改善に目を向け、提案を出しています。また多能工として個々の技術向上を目指しています。
勤務地
山梨県南アルプス市 本社工場 転勤なし
勤務時間・曜日
勤務時間:8:20~17:30 休憩60分 変形労働制(1年単位)
休憩時間:10:30~10分・12:35~40分・15:20~10分
時間外労働あり:月平均20時間程度 36協定における特別条項あり
(納期が逼迫した時、年6回を限度、月80h、年間720hまで)
休日休暇
・年間休日110日
・休日:日・祝日・その他
・事業所カレンダーによる(年末年始7日間、夏季休暇3日間) 12/28のみ14:50終業
・基本、第2・4土曜日休み
・育児休暇・介護休暇・看護休暇
・6ヵ月経過後年次有給休暇日数 10日
求める人物像
・モノづくりが好きな方、家具づくりを基礎からやってみたい方
・木の香り、温もりが好きな方
・クラフトマンシップで技術を高めていきたい方
・内外共に円滑なコミュニケーションのとれる方
・首都圏より移住を考えている方の就労についても歓迎しています。生活環境等お問合せ下さい。※要普通自動車免許(山梨本社通勤の為)
移住支援について
山梨県では就業の際、移住される方に移住支援制度があります。詳しくは下記リンクをご確認願います。
選考プロセス
お問合せは下記あてにご連絡をお願いします。
月~金 8:20~17:30
TEL:055-284-2955 業務管理部 mail:saiyo@naitokag.co.jp
書類選考(履歴書、ポートフォリオ等)
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面接(1次・2次)
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採用(試用期間3ヶ月あり)
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