内藤家具インテリア工業株式会社の【開発設計】というシゴト
ゼロからイチで生み出されるモノ。世に出て、周知され、愛され、受け継がれ、バージョンアップして・・・、日常の中には様々なモノがあふれています。
生み出す(開発する)人がいて、形となり表舞台に。そしてさらに変化する。
その背景には時代の変化と人々の想い、ニーズが深く紐づいています。


注:写真提供 南アルプス市
内藤家具インテリア工業(株)は家具製造メーカー。山梨県南アルプス市に本社・工場を置いています。山梨県甲府盆地西に位置する南アルプス市はユネスコエコパークの登録地域に位置し、首都圏から100キロ圏内という土地環境。日本を代表する3000メートル級の山々を抱え、果樹栽培も盛んな田園地帯も広がっています。一方で工業団地と近年では中部横断自動車道の全線開通、数年後にはリニア中央新幹線の開通を控えた利便性を兼ね備えた地。
また東京、新宿にある『新宿パークタワーリビングデザインセンターOZONE6F』に東京営業所&ショールームを置いています。
家具と呼ばれるものは幅が広く、イス、テーブルといったものから、建築同様に壁面に作られる収納家具まで様々。
内藤家具は創業が建設業の母体があります。住宅建設と家具製造の両方のノウハウを持ち合わせ、主にビルトインタイプの内装家具を得意としています。近年はさらに自社ブランド【ARUNAi】にて本格的に脚物家具(イス・テーブルなど)の開発から、製造、販売、施工を行い、扱う製品を広げています。
時代環境がよりいっそう個々へと目が向けられ各々の価値観を大切にする方向へとシフトしている中、それはモノづくりの環境にも大きく影響をしています。
内藤家具の開発設計担当者が最も重要(大切)に考えていることは・・・聞いてみました・・・
そこには皆に共通して【お客様に寄り添う】というテーマがあることが見えてきました。
具体的にどういうことなのか、個々の声をご紹介していきます。
担当者はどのようなことをしているのでしょうか。

個々の担当業務はどのような役割をもっていますか。
U 自社ブランドであるARUNAiの生産資料及び、一部OEM製品の生産資料を担当しています。お客様の理想(希望?)の家具を、工場で製作する為の図面・資料を作成する橋渡し的な重要な役割だと思っています。
M ARUNAiの生産資料を担当しています。ただ生産資料といってもARUNAiはシステム収納でありながらお客様の要望に応じてカスタマイズできる要素が多いため、都度仕様に合わせて詳細設計を行っています。
K 現在は設計担当業務を離れ、設計担当者が作成した生産資料・図面の検図作業を担当しています。生産資料・図面にミスがあれば、社内次工程に迷惑が掛かり不具合にも直結するため、確認漏れのないよう細心の注意を払います。また新規開発・仕様変更に伴う検証業務も行っています。最終的にお使い頂くエンドユーザーのお客様に長く使って頂くためには、安全が基本でなので検証作業は重要な業務です。
役割の先には常にお客様目線があり、そしてそれぞれがつながり、一つの製品が生み出されています。さらに深堀り・・・日々業務を行う中で大切にしていることはどんなことですか。
U 設計の前後には多数の部署が関わるので、円滑に進むようスピードとコミュニケーションを大切にして業務にあたっています。
M 実際の生産に携わる部署や現場で施工を担当する部署、生産計画を管理する部署など、ものづくりにはたくさんの部署・人が関わるので、『コミュニケーション』を意識しています。
K 部内は勿論、部外の関係者とのコミュニケーションをとることは、「皆が仕事をしやすい生産図面に落とし込む。」ことに繋がっています。皆の仕事もスムーズに進むことになると思っています。

一つの製品を生み出すまでにはチームとしてのパフォーマンス力と他部門と垣根を超えたコミュニケーションが大きな力となっていることがわかります。
未来から今を考えた時、今後、業務をする上で求められる、必要となってくるだろうと思うことはどのようなことですか。
U 『当社の最終工程は顧客大感動である』という当社の品質方針を念頭に、お客様が製品を実際に使われる日常風景をイメージした設計・仕様検討が求められていると考えています。その意識が製品の付加価値・他社との差別化、お客様の満足・感動、ひいては会社の利益につながっていくと思っています。
M 設計業務はPC上で行いますし、生産資料もPCで作成します。また設計業務は個人で業務にあたることも多いですが、出来上がった製品を実際に使われるのはお客様(人)ですし、図面や資料を基に製造に携わるのも人です。システム化により人と直接かかわらずにできてしまう仕事だからこそ、背景に“人”をイメージして仕事ができるかどうか、というのがこれからどんな職種でも必要になってくる要素なのではないかなと思っています。
K 人間が行う事にはミスはつきもの。今後はより一層、PC業務のシステム化が重要になるかと思います。でもただシステムだけに頼るのではなくて、人間とPC・システムが上手く業務分担する事で仕事もスムーズに進むとも思っています。
お客様に最高のパフォーマンスをお届けすべく開発設計担当者面々の熱き想い。
製品のその先にある《人に焦点を当てた モノづくりが好き》が静かに伝わってきます。
皆さんより内藤家具の開発設計の業種に応募を検討されている方に、メッセージを!
U 設計グループでは遠方でテレワーク勤務のメンバーもおりますが問題なく対応できていますし、コミュニケーションの取りやすい柔軟な職場環境だと思います。
M 部内は必要に応じてコミュニケーションも取りやすく、働きやすい職場だと感じています。
K 全社に言える事ですが、若い社員が多く、皆プライドを持って仕事をしています。
そんな、「若さ溢れる内藤家具インテリア工業(株)」の仲間になって貰えれば嬉しいですね。

開発設計グループをまとめる部門長 入社2016年 課長 Mさんにさらに聞いてみます。
開発設計部門の中で開発と設計の役割に違いはありますか。
「『開発』とは、市場及び顧客のニーズや自社の目指す方向性等の情報を元に、新たな製品を創る業務、『設計』とは、すでに決定された仕様情報を元にコストや生産性などを考慮しながら実際の製造方法を構築する業務だと考えています。双方とも密接に関連しているので切り離せる業務ではありませんが、『開発』はより外へのアンテナ、『設計』はより内へのアンテナが敏感である必要があるという違いがあるような気がします。」
あえて違いがあるならばということで聞いてみましたが、両方のアンテナがミックスされ製品につながっています。
箱物メーカーとして延べ50万棟を超える納品実績があると聞きますが、品質面での安定が継続的な信頼に結びついていると思います。設計品質としてどのような点に力を入れて取り組んでいますか。
「当社では開発設計グループが検証作業も担当しており、新規開発時には品質(安全)面で問題のない製品かを実証試験する業務も担当しています。
また、生産性を考慮した設計という観点も品質面に与える影響は大きいです。加えて、製品の先にお使いになるお客様をイメージして設計するという点も重要な要素だと考えます。」
お客様をイメージする(寄り添う)というKEY WORD
相手先ブランド(OEM)品と自社ブランド製品の開発においての違いや、特に自社ブランドの開発で心掛けていることはありますか。
「OEMの場合は先方から提示される仕様がある場合が多いですが、材料等のコスト面はもちろん、設置作業は現場ごとに異なる職人さんが担当されるケースがほとんどの為、作りやすさや現場での設置作業のしやすさといった作業性も重要な要素となります。
自社ブランドの場合は、OEM製品同様コスト面や作業性といった要素ももちろん重要なのですが、当社が目指すブランドイメージやターゲット層に対して魅力ある製品となっているか、が大きなポイントになると考えます。単なる生活必需品ではなく、お客様の生活により一層の彩りや満足感(=付加価値)を与えられる製品であるか、が重要な要素になると考えています。」
OEM製品、自社ブランド製品ともにその先に関わる方たちのことを考えて開発を行っていることは共通項。
自社ブランド製品については個のお客様の想いと未来を考えた唯一無二の製品作り。
両者共に、人情にあふれる開発プロセスが展開されているのです。
Mさんより内藤家具の開発設計の業種に応募を検討されている方に、メッセージを・・・。
「現在家具業界は、日本国内での新築棟数減少、による市場規模の縮小、安価で入手しやすい家具を販売するメーカーの増加など、困難な時代を迎えていますが、逆に良質かつ自身の価値観やこだわりにマッチする家具を求めるお客様も増加していると感じています。購入されたお客様の人生の一部になるような製品を作る楽しさを一緒に味わいたいと感じる方に興味を持っていただければ嬉しいです。」
“家具づくり” には人情と職人冥利にあふれる場があちらこちらにちらばっているのです。
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